小児訪問看護

小児訪問看護とは、おおよそ0歳から9歳までの児童を対象に、ご自宅で医療や介護を行う制度を指します。
近年、医療技術の進歩によって、従来であれば入院を選択せざるを得なかったお子様であってもご自宅での生活を選択できるケースが増加しています。
その際は、医療的なケアやリハビリに加え、日々の成長への配慮や就園・就学時における教育のサポートも必要不可欠です。
そのため、小児訪問看護では看護師などの専門家がご自宅へと伺い、お子様の成長に合わせたケアを行い、お子様とそのご家族が安心して生活を送るための支援を提供しております。

以下では、専門家別に具体的な支援内容についてご説明いたします。

◯看護師
看護師は、人工呼吸器の管理や吸引、経管栄養などといった医療ケアを行います。
その他にも、人工呼吸器を装着していて入浴が難しいお子様に対する入浴や清拭、食べやすい姿勢の保持やテーブル・椅子の高さ調整といった摂食介助、たんを取り除く排たんケアなども行います。

◯理学療法士
理学療法士は、運動療法などを用いることによって、日常生活において必要不可欠な基本動作能力の回復や維持を目的とするリハビリテーションの専門職です。
具体的には、立つ・歩く・寝返る・起き上がるといった基本動作の練習方法を、保護者の方やお子様に直接ご提案いたします。
その他にも、関節や筋肉、心肺機能といった身体機能向上のための支援も行います。

◯作業療法士
作業療法士は、食事や入浴などの日常生活において必要不可欠な「作業」を行うためのサポートをする、身体と心のリハビリテーションの専門職です。
具体的には、食事をする・洋服を着替えるといった日常生活における動きが苦手なお子様に対して、身体機能の回復を図り、道具の使い方や身体の動かし方などのトレーニングを行います。
その他にも、階段や段差などご自宅の環境を評価したうえでお子様が暮らしやすいように福祉用具の選択などを行う環境調整や、お子様が抱える障がいによって生じる不安を取り除く精神への働きかけなどを行います。

◯言語聴覚士
言語聴覚士は、言葉によるコミュニケーションに課題を持つ方に対して、専門的なサービスを提供することで改善を図る専門職です。
具体的には、言語機能の発達に遅れがみられるお子様に対して、語彙の拡大や興味の幅を広げるような関わりをします。
その他にも、発声や発音、聴くことに課題を持つお子様のトレーニングに加え、食時事の姿勢や食べ方といった食べること・飲み込むことのトレーニングも行います。

松井ライフプロデュースは、茅ヶ崎市や寒川町といった地域の皆様を中心にご相談を承っております。
福祉サービスや育児・高齢者医療、自宅療養、在宅介護、訪問看護など幅広く対応しておりますので、訪問看護でお困りの方はどうぞお気軽にご相談ください。
お待ちしております。